会計講座7 純資産の部の概要②

会社法により、「資本の部」は「純資産の部」に変更されました。

 

「純資産の部」大区分

①株主資本(株主からの出資)

②評価・換算差額等(資産の時価評価)

新株予約権

④少数株主持分

※説明は割愛

 

[純資産の部が示す会社の安全度]

総資産の中で純資産の割合が大きければ会社の安全度は高いです。

(逆に純資産の部がマイナスの場合は債務超過)

 

 

会計講座6 純資産の部の概要①

純資産の部は、株主からの出資部分(資本金、資本剰余金)、その後の損益部分(利益剰余金、自己株式)、評価の部分に分けられます。

 

純資産の部は、会社本来の資金力、信用力を示すものとして非常に重要な部分です。

また株主総会や定款にもとづく取締役会決議によってしか金額を動かせないなど制約げ多いため注意が必要です。

純資産の部は、自己資本、株主資本とも呼ばれます。

 

次回は引き続き純資産について説明します。

 

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会計講座5 貸借対照表のポイント

資産と負債・純資産の内容のバランスが取れているかをみます。

借方と貸方は必ずバランスします。

その為、貸借はバランスシートと呼ばれます。

会社の安全性を測ることごポイントです。

 

主な指標

株主資本比率

元手である資本金や剰余金の総資産に占める割合をみます。(製造業だったら30〜50%前後が優良な水準)

有利子負債比率

有利子負債である短期借入金・長期借入金・社債などの総額がどの程度あるのかをみます。

借金があまりにも多い会社は優良な会社とはいえません。

運転資金

流動資産と流動負債の比率をみて、流動資産>流動負債という状態であるのが資金繰りにゆとりがある状態であり、会社の安全性が高いといえます。

 

次回は純資産の部の概要について説明します!

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会計講座4 貸借対照表の概要②

「資金の運用形態」が左側(借方)

「資金の調達源泉」が右側(貸方) 

に示されます。

 

借方は資産のみ

一方、貸方は負債純資産に区分されます。

 

資産と負債はそれぞれ

「ワンイヤールール」

正常営業循環基準

に基づき一年以内に期日が到来するものは

「流動」

それ以外の長期のものは

「固定」

と区分されます。

例:短期の債務は「流動負債」と呼びます。

 

勘定科目は流動性の高い資産・負債から順に表示されます。

流動資産の次に固定資産が記されることになります。

次回は貸借対照表を見るときのポイントを説明します。

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会計講座3 貸借対照表の概要①

貸借対照表は企業の一定時点の財政状態を「資産」「負債」「純資産」から見ることができるものです。
決算時(一定時点)、会社はどんな財産(資産)を持っていて、その財産の元になるお金(負債・純資産)はどうやって集めてきたかがわかるようになっています。

(「資産の集め方」および「お金の使い方」について読み取ることができます。)

 

次回は貸借対照表の概要の続きを説明します。

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会計講座2 財務諸表について

 今回は財務諸表について簡単に紹介します。

財務諸表とは企業が利害関係者に対して一定期間の経営成績や財務状態等を明らかにするために作成される書類です。

(作成目的については会計講座①参照)

決算書(又は決算報告書)と呼ばれています。

 

[財務諸表の種類]

貸借対照表(B/S:Balance sheet)

 →一定時点における企業の「財政状態」

損益計算書(P/L:Profit and Loss Statement)

 →一定期間における「企業の経営成績」

キャッシュフロー計算書(C/L:cash flow statement)

 その他

株主資本等変動計算書、営業報告書、利益処分計算書、附属属明細書


 ①〜③までを「財務三表」といい会社の成績表である重要な計算書となります。

 

次回は貸借対照表について解説します!

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会計講座1 会計の目的

会計の主な目的は利害関係者への情報の提供と納税なります。

利害関係者と知りたい情報を以下の通りまとめました。

 

[企業の利害関係者]

①資本を拠出している株主

②資金を融資している銀行などの債権者

③投資家

[知りたい情報]

①企業に出資している資本の運用状況

②貸付けているお金が確実に返済されるか

③投資判断の材料とするためにその企業の収益性や将来性

 

利害関係者への会計情報の提供は、企業が作成する財務諸表を通じて行われる。

 

[決算書作成に関わる法律]

会社法(債権者を守る為の法律)

金融商品取引法(投資家を守る為の法律)

法人税法(納税の為の法律)

 

次回は財務諸表の種類について!

 

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